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    最終組立編 

 


さて、塗装もほとんど終了したので最終組立の準備をします。

まず手始めにトレモロユニットをばらして、弦が通る穴の確認です。

上の写真はブロック側の穴です。盛大にバリがついてますね〜

下の写真はプレートの弦通しの穴の下面です。こちらもすごいバリです。弦が切れやすくなると同時に、トレモロ操作した時にワウンド弦はここに引っかかってチューニングがずれますねきっと。

カメラはRICOHのCX1ですが、マクロ撮影が非常に強力で気に入ってます。

そこで登場。タミヤのハンディールーターです。組立キット。

わざわざこれ出さなくても、細い丸ヤスリでいんですけどね。。。たまには使ってあげましょう。

ちょちょいのちょいっと。

切粉はエアーで飛ばします。

ピックアップのリード線を、シールド線からより線に変更。
特に意味は無いんですが、キャビティー内もシールドするんで、シールド線のままだと音がこもっちゃうかなと思った訳です。
100均アルミテープを貼り付け。なんで真ん中が隙間あいてるかって?
できれば ねじ穴の所できちんとアース取りたかったんでこんな形に。

250KΩのポット買ってきたのはいいけど、ロングシャフトでした。
両面からナット止めで表側はごまかせましたが、うらは完全にピックガードから浮いています。

配線はまだ考え中。

元々付いていたポットが小径の物だったので、24mm径のポットがボディーに収まるかどうか仮に置いてみました。

いい感じです。

ネックポケットには中国人マスタービルダーのサインも入っています。

と、ここで問題発覚!!

ボディーに仮に付いてるトレモロ取付穴のマーク位置だと、トレモロブロックのサイドがボディに接触してしまい、うまくないですね。
あらら、何を基準にしてセンター出せば良いんでしょうか???

 

60cmのスケールに15cmのスケールをテープで貼り付けて、ネックのポジションマークのセンターに合わせてブリッジを置いてみると、やっぱりボディに最初から付いているねじ穴のマーキングで合ってるみたいですので、ボディーを削らなきゃないですね。

彫刻刀でブロックがぶつかる所を削りました。しかしバスウッドってかなり柔らかい。 それ以上にかっこ悪いなぁ。。。

とりあえずカバー被せるからいいか。

ネックには取付穴が無いので、クランプを使ってネックをボディーに固定し、ネック取付用のネジを軽く締め込んでネジ穴のセンター目印を付けます。

100均で買ってきた2mm径のドリルで下穴を開けて、次に3mmのドリルでネジが食い込む所まで掘り下げます。

取付ネジは4mmなので、最終的には3.5mmくらいの下穴を開けねばなりませんが、丁度良いドリルが無いので電気ドリルで3mmの平行リーマをグリグリやって少し穴を広げてあげました。

ちなみにネック材のメイプルはかなり堅いので、小さい穴に無理矢理ネジを締め込むとネックが割れますので、適切な下穴を開けたいところです。

 

ここでひとまず導電塗料をキャビティに塗ります。
一応2度塗り。

マスキングしてから塗らないと、必ずはみ出して失敗します。

両端のネジは、トレモロを動かした時に動きを妨げないギリギリの所まで締め込みます。中の4本は保持する為だけの役目なので両端より1mmほど浮かせてねじ込みます。

ネジとトレモロの穴が接触する部分にごく少量のモリブデングリスを塗布。
大量に塗ってしまうと、今度はゴミが付着してしまうのでほんとに少量です。

DGBさんの所の配線図を参考にしました。
ブレンダーポットが10の時はノーマルのピックアップセレクト。
10より絞っていくと、セレクター1と5の時に センターピックアップがPU1又はPU3に直列でブレンドされていきます。

ボリュームにはハイパス用の330pFセラミックコンデンサ。図には書いていませんが240KΩの抵抗をかませてスムースボリュームにしています。

トーンは0.047μFマイラコンデンサ。

トーン・セレクタスイッチ間は0.01μFマイラコンデンサ。注:0.001μFではないですよ。
(何の意味があるのかは わかりません)

 

注:「スプリングその他のアース」は直接アウトプットジャックのCOLDに半田付けしました。
なんだかこっちの方が、ノイズがサーキットの中を走り回らなくて良い様な気がする。

その他配線方法はこちら

 


できあがり。ごちゃごちゃしとります。

ブレンダーポットは最初から付いていたポットを使用。セレクタースイッチはOAK製に変更。プラスチック製は結構接触不良になりやすく、どうしても許せなかったので奮発して外国製にしてみました。といっても日本製のYM−50より安いです。。。

 

このスイッチの良いところは、セレクターのカチンカチン言うところがコロになっていて耐久性が良さそうなのと、スイッチ端子部分が両側から挟む形で接点が移動するので、安物スイッチの様に端子の接触する圧が弱くなってきて接触不良が起らない工夫がなされています。(なんか言葉で説明しづらい)

接点は挟み込まれた形で端子の間を移動します。

 

スプリングハンガー → コントロールキャビティー → ジャック穴 と一本のアース線で繋いで、最後はジャックのCOLDに半田付けしました。

実体配線図とは、ちと違います。

ちなみにコントロールキャビティーから裏に抜ける穴が無かったので、ドリルで1カ所貫通させています。

ボディーの取付穴はピンバイスで2mmの下穴を開けます。ボディ材が予想以上に柔らかいので、これだけで十分です。

1.6mmだったかも。。。

こちらもピンバイスのみの下穴。ちょっと右下がり?

このパーツにアース線を半田付けしますが、激しく放熱してなかなか半田が溶けてくれませんでした。。。後で取れるかも。

ジャックはスイッチクラフトに交換。

ちゃんと刻印入ってます。

ペグも付けましょうね。
メイプルは堅いので、テンションピンの取付穴も あらかじめ下穴を開けておきます。

ブレンダーのノブ位置にドリルを使って目印を付けておきました。目盛り10では通常の3シングル配線となり普通のシングルコイルの音で、絞っていくとセンターピックアップがリヤに直列ブレンドされていきます。出力も若干アップし、音色はハムバッキングに近づいてジョリジョリした音がマイルドになっていきます。目盛り1で1:1の最大ブレンドになります。

セレクターをフロントに切り替えた場合も同様にフロントとセンターのブレンドになります。

この配線だと、真ん中のトーンはどのポジションでも、ブレンドあるなしに関わらず3つのピックアップに効きます。

完成!

年末からなんで4ヶ月。すっかり雪が溶けてしまって春になってしまった。長かったよ〜
まー半分以上は塗装でしたけどね。 ほんとギターの製作っていろんな工程があって楽しいです。

で、

やっぱりただでは完成させてくれなかった。。。

アンプに繋いで音だししてみると、「ストラトってこんなに音が小さい!?」ってくらいに蚊の泣く様な音で原因分からず。
もしかしてピックアップのリード線交換したのが原因かと思って一度ピックガードはずして配線確認したけど、特に変なところは無いし。そもそもリード線取り付けた時は抵抗値計って確認もしたのでそれは無いはず。

で、ジャックプレートはずしたとたんに爆音が。
キャビティーに塗った導電塗料にジャックの端子が接触していたみたいです。
やっぱり収縮チューブで絶縁しとけばよかった。

次は何にしようか

 



最後にギタースタンドなんかを作ってみました。詰めるともう一本くらい置けそうですね。

もうチョットネックの枕の所は低い方が良かったかな。ZO−3が置けない。。。

butamaruは床に寝てるので、顔面にギターが倒れてこない様に少し後ろに傾けてます。

 

 

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