フェルナンデスLE-1Z ネック加工
さて、ツバ出しの分をどんだけ削らなきゃないのか計ってみます。 654mm+オクターブ調整の分で1mm多めに足して、655mm。 KIT−STMの方は、一回り太い弦を使わないとオクターブ調整で これ以上ブロックを引けない状態です。スプリングを切ればまだいけますが。。。 |
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こちらは663mmですね。 600mmスケールに150mmスケールを継ぎ足ししてるので逆読みです。。。 |
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ツバ出しの分は8mmですね。 | |
こんな感じです。(計った割には適当) |
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フレット溝切り用に買ったZソーで切ります。切れ味がすばらしい。 工具類はこちら |
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フレットレベラーでRを加工。サイドにヤスリ面が無いので使い勝手が良いです。素人にしてはきれいな仕上がりです。 トラスロッド調整用のナットがはみ出すのでボディの逃げ加工が必要ですね。
ピックガード分削るの忘れてました。。。 |
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次はヘッドの加工に移ります。 ネットから探してきたテレキャスのCAD図面からヘッド形状を紙に印刷し、ヘッドに書き写しました。1/1に印刷出来なかったのでだいたいの大きさです。 |
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ちょっと削ってみましたが、これメイプルじゃないですよね?柔らかいし。 赤っぽいからマホガニーか? YAMAHAにサイトに過去のモデルのデーターベースありましたので調べてみたら、ナトーって木材でした。木材サイトさらに調べてみると、なんでも低価格ギターのネックに使用されているとか。 アジャパー |
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気を取り直して。 奮発して100均で150円の糸のこ買って参りました。材が柔らかいので楽に切れますが、直角に切るのは難しいです。つか、むり。かなり斜めってます。 |
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ここでもフレットレベラー大活躍!中の奥まったRはサランラップの芯にペーパー巻いて成形です。 数カ所欠けている所がありますが、木工パテ購入済みですからね〜 ストリングロックが付いていた穴もふさがなきゃないです。 |
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100番のペーパーで塗装を削っていきましたが、かなりきつい作業です。さらに削り込むと若干白っぽい地肌が出てきます。打痕もあるし、やっぱりそこまで削り込まないとだめかなぁ。 ネックの塗装は白塗装だけ剥いで単色でスプレーするか、下地処理の所まできれいに剥いでクリア塗装にするか迷い中。
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ストリングロックのねじ穴は爪楊枝で埋めて、平だった所をヤスリでアールに成形します。 ここでも椿油スプレーが活躍。
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こんな感じになります。 | |
ここでネックに仮止めしてみてネックの高さを確認。 | |
フレット上面の延長がここに来るので、ネックの取付面の角度を落とさないとだめですね。 弦を張ると完ぺきに調整範囲を外れます。
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たしかフェンダー系のネックは平面に置いた時に、取付部分とヘッド底面は同一面になるはずですので、たいらな所でヤスリがけしたいと思います。 | |
平面って言っても床なんですけどね。 | |
失敗しそうな予感がしましたが、意外にも良い感じで削れてくれます。 | |
ほぼヘッド裏と同じ面になりました。 この後仮止めして確認してなかった。。。だめな場合はPPバンドありますから。 |
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ピックガード分削っています。 | |
塗装前の下地処理をします。 これは砥の粉と言って、木の導管を埋める粉です。今回使ったネックの材だと導管が大きくて、塗装をしても塗料が穴からどんどん吸い込まれて行きます。 メイプルネックの場合は目が詰まっているのでそのまま塗装しても大丈夫でしたが、今回はちゃんと下地処理を行ってから塗装に入ります。 |
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水をくわえて混ぜます。 わりと堅めが良い感じです。 |
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布を使って穴に詰め込む感じで塗っていきます。 |
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砥の粉が乾燥したら、乾いた布で余分な粉を落とします。 完ぺきでは無いですが次にサンディングシーラーを塗るので1回でやめました。 |
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今の状態で塗装を開始すると、塗装面がデコボコしているので、研ぎ出しするのにかなりの回数スプレーしないとだめですね。 そこで、サンディングシーラーの登場です。 筆は100均の油性用。 |
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良く振ってから小分けにしてたっぷり塗りたくります。1時間ほどで乾燥するのでペーパーで表面を磨きます。 ヘッドなど平らな面はサンディングブロックを使います。 |
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1回目のクリア塗装も終了です。何度か重ね塗りをしていくうちに、塗装面がデコボコしてきますので、1週間ほど乾燥後に研ぎ出しをやります。 ただし、導管がうまく埋まっていない所が数カ所ありました。 |
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タトゥーシールに反転印刷。 透明シートと白地のシートがありますが、今回は文字を銀色にしたいので透明シートを使います。 あくまでも個人的なお遊びなので、スペルに関するつっこみはごかんべんください! |
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銀色のペイントマーカーで枠内を塗りつぶし。 細いペン先を選んできましたが それでも太い為、ちょんちょんとインクを出して、爪楊枝で伸ばします。あんまりこすると油性マーカーなので印刷の線がかすれるかもしれません。
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こんな感じですね。 | |
ヘッドに貼り付けて、水を含ませると台紙がするっと剥がれます。 プリンターの関係で、しろ・金・銀は出力出来ませんので、今回の方法はなかなか良いかも。 |
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アクリルクリヤーを厚塗りして1週間乾かし、600番の耐水ペーパーで水研ぎしたところです。 ロゴシールの境目が分からなくなる所まで研ぎ出しします。 |
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ナットの溝がありませんでしたので、平ヤスリの横を使って溝を付けます。指板まで削るといけないので、ヤスリのそれ以外の所はマスキングテープを貼っています。 最後のクリア吹きがあるので、この部分はもう一度マスキングします。
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