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ギターナット調整・交換

   自己責任でどうぞ 

ナットの溝深さの調整

2フレットと3フレットの間を押さえて、1フレットと弦の隙間を確認します。理想はナットの溝の底面がフレットの頂点と高さが一致していればいいです。
隙間が大きいと弦を押さえる時に余計に力が必要な為音程がシャープします。もちろん適切な溝の深さでも弦を押さえ込むのにはかわりが無いので音程が上がるのは避けられませんが、調整をする事によって少しでも抑えれるはずです。

ただし、弦とナットのアタリが付くと若干溝が深くなるので、気持ち浅めにした方がいいです。
それでも買った当初よりはずいぶんと弾きやすくなると思います。



専用の溝切りヤスリも売っていますが、一本1000円程度しますので6弦分を用意するとなると結構な出費になります。

貧乏なbutamaruは側面の切り幅が違う目立てヤスリ2本と精密3角ヤスリ、それと精密丸棒ヤスリを使っています。
真ん中の薄い目立てヤスリで1〜3弦。けずるくんで4〜6弦。5・6弦の仕上げに精密丸棒ヤスリを使用。気分で細い弦は精密3角ヤスリを使用する時もあります。
溝幅が広すぎてガバガバなのは困りますが、溝が狭くて弦がはさまってしまうのはもっとだめです。

少し削ったら何度も一番上の方法で弦高確認しますが、弦にテンションがかかった状態と緩めた時では隙間が変わりますので、確認時は必ずテンションをかけた状態で確認します。

切りすぎた場合は。。。。瞬間接着剤で埋めるのもいいですが、交換ですかね。。。

 

溝の深さを調節した後にペグ側をなだらかに成形します。
しかし、接触面が少なすぎると溝の削れも早くなるのでほどほどに。

間違って深さを換えない様に。

図のように削りを間違うと開放弦(0フレット位置)の位置がずれるので、開放でチューニングを合わせた場合、その他のフレットは全て音程が合わない。

あきらめて交換ですね。



ナット交換

交換する場合は、ネックの塗料が剥がれない様にナットとネックの境目にカッターで切れ目を入れておいてから、キズが付かない様に当て木をしてナットを図の様に「コンッ」叩きます。
ギブソンタイプはブリッジ側から。フェンダータイプはマイナスドライバー等で横から溝に沿ってたたきます。
フェンダータイプなのにギブソンタイプの様に叩くと、最悪指板がナット溝の所から割れますよ。

 

写真上
ギブソン系のナットはブリッジ側からコツンッとたたきます

 

 

写真下
ストラトタイプでも、ギブソンタイプのナットを使った物があります



元々付いていたナットを当てて、目印を付けます

フェンダータイプのナット溝には、指板同様に底面がR処理されていますので、新規でナットを交換する場合はナット底面を同じRに成型しなければなりません。

タスクナットやトレムナットのフェンダータイプで底面R形状の物は図の様に真ん中に出っ張りがあり、ここを削る事によって指板のRとあわせる事ができ調整が楽です。私の様な初心者には最適です。

フェンダータイプは弦のミゾ有り無し、底面のR有り無しのタイプ。ギブソンタイプでは弦溝有り無しが選べたはずです。

溝無しを用意した場合は、はずしたナットと合わせて、弦の位置を目立てヤスリで目印を付けます。

下の写真はタスクナットのフェンダー溝有りです。弦溝は付いていますが最終的には調整が必要です。

溝にはまる様に厚さ調節する場合は、ペグ側を平らな面で少しずつ削っていきます。途中何度も確認し、隙間が大きくなってガタガタにならない様に慎重に作業します。

弦溝が深くなったと思いますので、溝にすっかり弦が埋没していると思います。ナット上面も弦落ちしない程度に削ります。(気にならなきゃ別にいいですけど)

全体の幅も指板に合わせます。納得いくまで存分に成型してください。。。

最後に両端と真ん中に瞬間接着剤を少量垂らしてナットを固定します。接着剤が多いと、次回ナットが取れませんよ。

 

 

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