刃先を加工した食いきりでフレットを抜きます。 ニギニギです。 |
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ナットを外すときは、塗料との境目にカッターで切れ目を入れると、ナットが外れる時に余計な所の塗装が剥がれてしまうのを防げます。 と書きましたが、防げませんでした。若干クリアが剥がれてしまいましたね。 検索してみるとナット材質は牛骨って話でしたが、これは明らかにプラスチックでした。成形時に出来る穴が裏側に空いてましたよ。
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トラスロッドを一番緩めた所からキュッと手応えある所まで(45°くらい)締め込んで、ヘッド側とボディー側を削っていきます。 60cmのスケールを使い、反りが取れる所まで削り込んでいきます。 注:このネックの反りは調整範囲を超えている為、トラスロッドの調整範囲を多く取った所から作業を開始していますので、ネックは反った状態から平面をだしていきます。 ネックがボディーと一体で、おまけにヘッドに角度が付いているので作業がやりずらいです。 |
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まずは指板表面を1000番のペーパーで磨きます。butamaruはこれでも十分満足してますが、凝り性な人はもっと番手を上げるんでしょうね。 |
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切り幅0.5ののこぎりでフレット溝の掃除をします。このフライングVの溝は、思ったより深く切られているので、指板調整後でも深掘りする必要がありません。
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今回はあらかじめフレットの長さを短く切ってから打ち込みを始めようと思います。 購入しているジャンボフレットは、最初から70mmくらいにカットされていて、さらにR処理がされています。これで1400円なんてほんと安いです。 のこぎりで溝の清掃をした時に割ときつかったので、今回は瞬間接着剤で溝の補修はせずに、タイトボンドのみで打ち込みを開始。 |
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うまくいきました。 | |
フレットレベラーで面取りします。 普通の平ヤスリでも良いですが、取っ手が邪魔なのと 普通は先端部分がすぼんでいるので完全に平面ではありません。 治具を使わず手作業で削る場合は、思ったより角度が付いてしまって弦落ちの原因になってしまいますので慎重に。 |
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平ヤスリでアーチ部分のバリを取ります。 もうちょっと寝かせた角度が良かったか。
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マジックでフレットにマーキングし、削れ方を確認出来る様にします。 やり方は、他のリペアで詳しくやっています。 |
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すり合わせが終わりましたので、フレットファイルを使い平面になってしまったフレットの頭を丸めます。 すり合わせでフレット上面をあまり削り込まなかった場合も、フレットファイルを使わずに、ペーパーでなでるだけで大丈夫そうです。 |
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一応なめらかになった図 | |
サイドのフレット溝を瞬間接着剤で埋めて、塗装割れの凸凹をならします。 本当はフレットの足の部分は、レスポール等のバインディング付きネックに打つ様にフレットの足を短く処理して、隙間にローズの粉を詰めてから瞬間で埋めた方が、見た目が良い様な機がします。 |
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ミガキンがーZでフレットを磨いたら終了 | |
ついでにナット溝も掃除しておきましょう。 そうそう、外したナットはちゃんと取っておきましょう。新しく付けるナットの溝を付ける時に役立ちますよ。
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